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日本インターフェロン・サイトカイン学会

日本インターフェロン・サイトカイン学会

  

ごあいさつ

日本インターフェロン・サイトカイン学会、マクロファージ分子細胞生物学研究会の会員の皆様 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

平素より日本インターフェロン・サイトカイン学会とマクロファージ分子細胞生物学研究会に多大のご支援と格別のご芳情を賜り、誠に有難うございます。

この度、一昨年(近畿大学医学部、義江修会長)に引き続き第78回日本インターフェロン・サイトカイン学会と第21回マクロファージ分子細胞生物学国際シンポジウムの合同学術集会を開催することになりました。

慶應の吉村と感染研の阿戸が会長としてお世話をすることになりました。大変、光栄に存じますとともに、会員諸先生方の重ねてのご支援をお願いする次第であります。

日本インターフェロン・サイトカイン学会は今回ですでに78回目を迎える国内有数の歴史ある学会・学術集会であります。従来はインターフェロンの基礎および臨床の研究を発表・討論する場を提供してきましたが、近年になり、領域を広げて、サイトカイン一般に関する研究発表の場も提供しております。

インターフェロンに関しましては、当初の抗ガン薬あるいは抗ウイルス薬としての期待から、一転してC型肝炎の治療薬として華々しい成功をおさめております。またサイトカインの分野につきましても、抗TNF抗体療法の慢性関節リウマチやその他の炎症性疾患での劇的な成功、また国内初の抗体治療薬である抗IL-6抗体の開発など大きな成功が成し遂げられております。さらにケモカインにつきましても、抗CCR4抗体の成人T細胞白血病での良好な治験成績は大きな期待を持って迎えられています。このように、この分野は近年、基礎研究のみならず応用面でも格段の進歩を遂げております。

一方、マクロファージ分子細胞生物学国際シンポジウムは、1991年に金沢市で第1回が開催されてから、ほぼ毎年1回の割合で開催されてきた歴史ある国際シンポジウムであり、毎年海外から10名前後の講演者を招待し、国内からの招待講演者を含め200名前後の参加者が集い、全て英語による発表、討議を行う意欲的な国際会議であります。

これまでマクロファージを中心にサイトカイン、ケモカイン、慢性炎症、自己免疫疾患、腫瘍免疫など幅広い分野の研究者を招いてシンポジウムを開催してまいりました。特に近年、自然免疫に対する理解が急速に進み、本シンポジウムの内容もますます充実したものになってきております。

このように日本インターフェロン・サイトカイン学会とマクロファージ分子細胞生物学国際シンポジウムの合同開催は、両学術フォーラムのますますの活性化と発展を願って企画され、一昨年の義江先生の会では大変な成功を収めました。今回も自然免疫から獲得免疫まで広く免疫の最先端で研究を展開されている先生方を招聘し、また若手の発表の場もできるだけ多く提供したいと考えております。皆様のご参集と活発なご議論を心から祈念する次第であります。


合同学術集会・会長:JSICR:吉村 昭彦(慶應大学医学部・教授)左
MMCB:阿戸 学(国立感染症研究所・室長)右